サービス内容

訪問薬剤師による在宅訪問サービス

訪問パートナーときわ薬局では、医師が必要と認めた場合に、医療保険または介護保険に基づく薬剤師の訪問サービスをおこなっています。
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「一人だけでの通院が困難であり、保険薬局に行くことが難しい」 「在宅療養中で今まで薬をとりにいってくれていた介助者が対応できなくなった」 「服用する薬が多く、本人や介助者では管理しきれない」 「通院後に長時間、薬局で薬ができるまで待つのが体力的に厳しい」
など、様々な理由で訪問薬剤師による訪問サービスをご利用いただいています。
医師の訪問診療を受けている在宅療養中の方はもちろん、通院治療中の方でも、薬局で長時間待って薬を受け取るのが困難な方や、薬の管理が困難な方はサービスをご利用いただける場合があります。 サービスのご利用を希望される方は、訪問パートナーときわ薬局にお問い合わせいただくか、主治医の先生、担当のケアマネジャーへご相談ください。

薬剤師の訪問が必要な例

💊今までの薬が自宅にたくさん余っている 📋家にある薬を、整理してほしい
🌀一人での通院が大変で保険薬局に行くことが困難。 ⏳薬局での待ち時間をなくしたい。
💦複数の病院から薬が処方されていて管理が大変 🤯薬が多くて、つい飲み忘れてしまう
🥼在宅医療の薬のことを薬剤師へ相談したい 😞薬の飲み合わせ、副作用が心配

訪問薬剤師による訪問サービスの特徴と流れ

訪問パートナーときわ薬局の特徴

全ての疾患に対応 がんの方、脳卒中や心臓病の方、精神疾患や神経難病の方、認知症や障害をお持ちの方等で、お一人での通院が困難な方へ、どのような病気であっても薬物治療を支援します。

薬剤師による薬物治療のモニタリング

定期的に薬の効果と副作用をモニタリングし、医師や他の医療・介護スタッフと情報共有し、チーム医療で在宅療養をサポートします。

医療用麻薬の調剤に対応

終末期医療を支援できるよう、飲み薬、貼り薬、座薬、注射の全ての医療用麻薬の調剤に対応します。

障害者施設、介護施設における入居者さまへの薬剤管理に対応

施設スタッフの方の、くすり対応に関する業務負担を軽減します。入居者さまの受診同行時の薬局での待ち時間を削減したい場合、訪問薬剤師が施設へ薬をお届けするため薬局への来局自体をなくすことが可能です。さらに、入居者さま個々に対応した薬カレンダーや薬BOXへの配薬セットを訪問薬剤師が担当することで、スタッフの方の業務負担軽減に加え、安心安全な薬剤管理を実現します。

注射剤の無菌調製

地域の他薬局と連携し、高カロリー輸液や医療用麻薬等、在宅療養で必要な注射剤を無菌的に調製します。
 

訪問薬剤師による訪問サービスは、医療保険の「在宅患者訪問薬剤管理指導」または介護保険の「居宅療養管理指導」に基づいて提供いたします。
本サービスは薬剤師が単に薬をお届けするだけではなく、より付加価値の高いサービスを提供するものです。例えば、多くの薬が処方されている患者さまには、複数の医療機関の薬をまとめて一包化することで、飲みやすく、服薬間違いのリスクを減らす様に管理します。さらに、飲み忘れを防ぐためお薬カレンダーやお薬BOXにセットするなど、患者さん個々に合わせた適切な服薬方法を提案します。
在宅医療は医師や看護師、訪問介護員等の多職種でチーム医療を形成して患者さまをサポートしますが、その中で訪問薬剤師は患者さまの服薬状況や効果、副作用をモニタリングして支援する役割を担います。 そこで、訪問パートナーときわ薬局の薬剤師は、患者さまを訪問する前に患者さまの療養状況や治療経過、血液検査の値等を確認し、予め服薬上の問題点を確認します。訪問時は問題解決のために立案した計画に基づいて必要な問診をおこない、適切なサービスを提供します。訪問時に得られた情報を有効活用するために、訪問後に医師やケアマネジャー等と共有し、必要に応じて薬の変更や減薬を提案します。このような訪問活動を継続的に行いながら、経過をフォローすることで最適な薬物治療を支援いたします。

訪問サービス初回導入の流れ

1. 初回訪問前

  • 患者さまの病状、療養環境、治療経過、薬の内容、血液検査値等の事前に得られた情報を確認した上で、患者さまごとに訪問計画を作成します。
  • 医師、ケアマネジャー、訪問看護師等の多職種との同行訪問の日程調整 当薬局では、患者さまやご家族とすでに信頼関係が構築されている多職種との同行訪問を積極的に実施しています。これは、患者さまのこれまでの治療経過や療養生活における思いを把握している多職種の方から、訪問薬剤師へ直接治療に必要な情報の申し送りを受けることで、スムーズな訪問サービスの提供を実現するためです。患者さんやご家族はもちろんのこと、多職種にとっても安心できる訪問薬剤師による訪問サービスの提供に繋げます。

2. 初回訪問時

  • 必要な契約書、同意書等を取り交わします。
  • 患者さんの身体所見のアセスメント、服薬状況や生活上の問題点等を確認します
  • 服用薬の効果と副作用を確認します。
  • 飲み忘れによる残薬が多い場合は、飲み忘れ防止のための方法を検討・立案します。
  • 次回訪問時までに必要な薬剤を、お薬カレンダーやお薬BOXにセットします。  (お薬カレンダーやお薬BOXは訪問時に購入可能)

3. 初回訪問後

  • 訪問時に得られた情報を報告書にまとめ、医師・ケアマネジャー・看護師等へ報告します。
  • 薬に関する情報以外にも、療養上の重要事項において緊急性が高い場合は、ご家族や他の医療・介護職種へ電話にて報告・連絡・相談します。
2回目以降の訪問は、訪問薬剤師単独で訪問し、最適な薬物療法を継続的に支援します。

ご利用料金の目安

一回の薬剤師の訪問料の目安は以下の通りです。(1割負担の方の場合)
介護保険をご利用の方介護保険をご利用でない方
保険介護保険医療保険
算定項目居住療養管理指導在宅患者訪問薬剤管理指導料
単一建物居住者が1人517円/回650円/回
単一建物居住者が2~9人378円/回320円/回
単一建物居住者が10人以上341円/回290円/回
※支払額は負担割合によって異なります。 ※月に4回を上限に訪問します。ただし、がん末期の患者、中心静脈栄養を受けている方は、1週に2回、月に8回まで訪問します。